ブログをやるならライターもやったほうがいい?
個人ブログを立ち上げている人なら、一度は「ブロガーをやるならライターもやってみたほうがよい」と耳にしたことがあるのではないでしょうか。
実際に私も個人ブログを立ち上げてからライター業を始めましたが、「ライターの仕事をやってよかった!」と感じています。ブログ運営をする際に、ライター経験は必須ではないけれど、必ず役には立ちます。この記事では、その理由をお話していきます。
ライター業とブロガーの違い
ライターとは
ライティング=記事を執筆するという意味であり、ライターとはメディアなどで公開される記事などを作成する人のことをさします。
仕事を発注するクライアントと契約を結んで、クライアントが提示した条件通りに記事を作成して報酬を得ます。文章の構成から記事全体をまとめる作業であり(クライアントによっては構成やキーワードもを提示してもらえます)、メディアのPV数や収益を上げるために、SEOを意識しながら文章を書くスキルが求められます。
ブロガーとは
個人でブログ(メディア)を運営する人のことをさします。知識がない人でもワードプレスでブログを開設すれば、誰でも始めることができます。記事内容も自由だから、自分だけのサイトを作成することができるのが良いところ。しかし、ライターとは違って、単純に記事作成をすることだけでは報酬を得られません。
「個人的な日記ブログ」であり、収益なんて求めていない!という人は自由に書いてよいでしょう。しかし、「ブログで稼ぎたい!」という人には、「収益が発生する記事」を書くスキルが必要であり、SEOの勉強や分析、ライティングスキルなどが求められてきます。
ライティングを経験してブログをやるメリット4つ
私がライター業を始めてから感じた「ブロガーがライター業をやるメリット」を4つ紹介します。
ライティングスキルを身につけられる
未経験でブログを始めると日記になってしまったり、構成がめちゃくちゃな文章になってしまいがちです。もちろん、もともと文章を書くことが得意な人もいますが、全ての人に該当しないのが実際のところ。
しかし、ライティングの仕事を始めると、記事を作成する→提出後にクライアントからの修正、を繰り返していくうちに力がついていきます。
クライアントからの修正やアドバイスを見てみると、「なるほど、そう書けば良かったのね。」という発見もあり、徐々に語彙力や言い回し、文章の構成の作り方などが理解できてきます。
また、報酬をもらいながらライティングをしていると、「その報酬に見合った文章を書かなければならない」といった緊張感も生まれます。この緊張感をブログにも活かせるようになると、より良い記事を書くことができるはずです。
SEOを学べる
ライターに仕事を依頼しているクライアントは、所有しているメディアの集客や収益アップを目指しています。
そのため、読者のターゲット層、検索上位に入りやすいキーワードや記事、クリックされやすいタイトル、などを考慮した記事を書く必要があります。
初心者の場合、「SEOなんだそりゃ??」なんて思ってしまいますが、ライティングの実績を積むごとに知識もついてきます。
個人ブログを運営して収益を発生させたい場合は、SEOの知識が必要になってきます。少しずつでも良いので知識を積み上げていきましょう。
私自身、1年ほどライティングのお仕事をブログ運営と並行してやってきましたが、少しずつ検索流入や収益が増えてきました。ライティングの経験は、必ずブログ運営をする上で役に立つと言えます。
ブログ記事の改善点が見えてくる
ある程度ライティングの経験を積んでいくと、「文章の書き方」が身についてくるため、なかなか読まれない記事の改善点が見えてきます。
私の場合ですが、全くの未経験だった頃に書いた記事を読み返してみると、タイトルや見出しのキーワードやタイトルと記事内容の不一致などが見つかり、「うわあ、これはひどいな・・・。」なんて思うことが多々あります(笑)
ただ、過去の記事を読んで「ひどいな・・・。」と感じるのであれば、それは成長している証です。
ライティングスキルも上がってきている証拠なので、どんどん過去記事をリライトして、より良い記事にしていきましょう。
文章を書くスピードが上がる
毎月、数件のライティングをこなしていくと、文章を書くスピードがぐんと上がっていきます。
記事を書くスピードが上がると、時間を有効に使うことができますね。記事作成に掛かる時間は人にもよりますが、1日掛かりで作成していた記事が半日で終えられるようになることもあります。
書くスピードを上げられれば、「売れる記事」を効率よく増やしていくことができます。
ライターはどうやって始める?未経験でも大丈夫?
「ライターもやってみようかな。」と考えているブロガーさんに向けて、ライターのお仕事の始め方を紹介します。誰でも最初は未経験です。少しずつスキルアップしていきましょう。
クラウドソーシングサイトから応募する
ライター未経験の場合、クラウドワークスやLancers(ランサーズ)、Bizseekなどのクラウドソーシングサイトを利用して始めてみる人が多いです。
クラウドソーシングサイトの場合は、「未経験OK」「100文字程度の短文」などのお仕事がたくさんあるため、初心者も応募しやすいでしょう。文字単価は0.3円~0.5円くらいのお仕事をおすすめします。
まずは短文のお仕事→1,000文字くらいのお仕事、という感じで少しずつステップアップしながら取り組めると良いでしょう。
求人サイトやメディアサイトから応募する
求人サイトの場合、ライティング経験を求められることが多いです。そのため、ある程度経験を積んでから探してみることをおすすめします。中には「未経験OK」の求人もあるかもしれません。
また、メディアサイトがサイト上で直接ライター募集をしていることもあります。こちらも求人サイトと同じく、ライティング経験が必須のことが多いため、クラウドソーシングサイトで経験を積んでからチャレンジしてみると良いでしょう。
まとめ
個人ブロガーがライターを経験した方が良い理由について解説してみました。
個人ブログで「読まれる記事」を書くために、ブログ運営と並行しながら作業ができるライター業は、ライティングスキルが身につく・SEOについて学べる・ブログ記事の改善点が見えてくる・文章を書くスピードが上がるので、個人ブログでもその経験を活かすことができます。
個人ブロガーにとってライター業は必須ではありませんが、なかなかブログを上手く書けない・検索流入やPV数が増えない、と感じているブロガーさんは、一度ライティングのお仕事をやってみると良いでしょう。