お金を使うことがストレスになる?
節約や貯金を意識している人なら、「なるべく貯金を崩さずにいたい」「なるべく無駄遣いを控えたい」と常に思っているかと思います。
しかし、あまりにも節約や貯金を意識し過ぎてしまうと「貯金を切り崩してお金を使うことが怖い」「大きなお金を使う場面が来るとストレスになってしまう」などといった現象が起こることがあります。
このような「お金を使うのが怖い」といった現象はどうして起こるのでしょうか。
そして、お金を使うのが怖い時はどう対処していけば良いのでしょうか。
この記事では、「お金を使うことが怖い」「お金を使う時にストレスが溜まる」などといった現象の原因と、その対処法について解説していきます。
お金を使うことが怖い原因とは
お金を使うことに対して恐怖心や罪悪感を感じてしまう原因は何なのでしょうか。
お金を「貯めること」が目的になっている
貯金とは、本来「万が一、何かが起こった時のために貯めているお金」のことであり、どうしても避けられない大きな出費等がある際には、切り崩す必要が出てきます。
お金を使うことが怖いと感じる人は、貯金が「万が一の時のもの」というよりかは「貯金そのものが目的」となってしまっているため、お金を使うことがストレスであったり恐怖になってしまいます。
コツコツ貯めたお金が一瞬でなくなる喪失感が怖い
長い期間、コツコツお金を貯めてきた人ならわかるかと思うのですが、頑張って貯めてきた貯金が一瞬でなくなったり、少しでも減るとストレスがたまります。
なぜか?というと、目標貯金額まで貯まるように、仕事や節約などをコツコツと頑張ってきたからです。その頑張りの結果である貯金が一瞬で消えてしまうと、喪失感が生まれます。
お金を使うのが怖い、ストレスになる時の対処法とは
「お金を使うことが怖い」人は、少し考え方を変えてみると良いでしょう。
お金は使わなければただの紙切れ?
いくらたくさんのお金を蓄えていても、ぶっちゃけ使わなければ、ただの紙切れです。お金はあの世には持っていけません。たまには自分の好きなようにお金を使ってみるのも良いでしょう。
「こんなにお金を使ってしまった・・・。」と罪悪感に陥る必要はありません。使った分は、また明日から頑張って稼いでいけば良いのです!!
自己投資をすると考えてみよう
たくさんお金が貯まった頃には、もう体が上手く動かない歳に・・・なんてことも。若い頃にしかできない経験はたくさんあります。
体が動くうちにしかできない貴重な経験に関しては、お金を支払ってでもやっておいた方が、あとあと後悔しないと言えるでしょう。
友人同士で旅行へ行ったりすることも、いざ家庭ができたらなかなか難しいものです。このように、大きなお金が出る際に「数十年後にも同じことができるのだろうか?」と考えて、やるかやらないかを判断してみるのも良いでしょう。
お金を使う=その分自分にメリットがある
お金を使うということは、その対価として何か恩恵を受けることができる、ということです。
例えば、タクシーに乗る場合、「タクシー代もったいないなあ。歩いて帰れる距離だしなあ。」なんて思ってしまいますよね。
しかし、1,000円くらいの出費でその分楽に帰宅することができますし、あなたの時間の節約にもなります。
お金を使うことに罪悪感を感じてしまう人がきっとこの記事を読んでくれているのかと思いますが、このようにタクシーを例にして説明してみると、お金を使うことは決して悪い事ではありません。
お金を使うこと=悪いこと
ではなく、
お金を使うこと=自分にとって価値を提供してくれるもの
と考え方を変えてみると良いでしょう。
出費と節約はバランスよくやることがポイント
だからといって、手元にある貯金を湯水のように使ってしまうのは禁物です。
貯金や節約ばかりにとらわれず、たまにお金を使ってリフレッシュをする、といったお金が貯まる良い流れを作れると良いでしょう。
〇〇万円まで貯めたら「プチ旅行をする」「ちょっとリッチなレストランでディナー」など、ちょっとしたご褒美としてお金を使うと、程よくストレス解消をしながら節約や貯金をすることができるので、おすすめです。
ちょっとしたご褒美を楽しんだあとは、また気を引き締め直して貯金し始めると良いでしょう。
まとめ
「お金を使うことが怖い」「お金を使うとストレスがたまる」と感じるのは
・せっかく貯めたお金を失った時の喪失感が怖い
といった気持ちが原因だと言えるでしょう。
人生を豊かにするはずの貯金が、常にあなたのストレスになってしまっては意味がありません。
・自己投資として使ってみるのは有意義なお金の使い方になる
・「お金を使う=罪悪感ではなく、お金を使う=自分に価値を提供してくれること」
と考え方を変えてみると、今より少し楽にお金を使うことができるでしょう。